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オフィス移転企業インタビュー オフィス移転の目的やその効果を企業経営者に徹底取材!

平野 龍一 様

株式会社ヌーラボ

北海道支社 支社長 平野 龍一

  • テナント退去前の内見・交渉により
    居抜きでの入居に成功
  • 企業URL https://corp.moneyforward.com/
  • 移転先 札幌大手町ビル
  • 住所 北海道札幌市中央区南一条西4-5-1
  • 移転時期 2018年2月
  • 移転規模 レンタルオフィス→約52坪

今回、北海道支社のご移転をお手伝いさせていただいた株式会社マネーフォワード様(本社:東京都)は、「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションに基づき、個人・法人問わず、すべての人のお金の課題を解決するサービスを提供されています。
個人向けの自動家計簿アプリ・ソフト「マネーフォワード」は、レシートを撮影するだけで、項目や店舗が家計簿に反映され、また銀行やクレジットカードを連携することで自動的に利用履歴を分類し、家計簿に反映、グラフ化してくれます。法人・個人事業主向けでは、バックオフィス業務の自動化や大幅な効率化、資金繰り不安解消、データに基づく経営判断サポートを目的に「MFクラウドシリーズ」を提供されています。
お金の課題をイノベーションで解決する株式会社マネーフォワード 北海道支社 支社長の平野様に北海道支社のご移転についてお話をうかがいました。


― ◆御社の事業内容を教えていただけますか?

私たちはフィンテック企業(※)という形でブランディングをしているのですが、大きく2つ事業を行っています。
1つは個人の方向けのサービスで、自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」は、現在700万人以上の方にお使いいただいています。
もう1つは、中小企業様向けのバックオフィスを支えるクラウドサービス「MFクラウドシリーズ」というものです。「MFクラウドシリーズ」を中心に、資金調達やファクタリング、経営分析ソフトなど、さまざまな周辺サービスも提供しています。
拠点が全国にあるのですが、ほぼ全ての拠点が「MFクラウドシリーズ」の営業拠点になっています。
会社のミッションは「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というまさにMoney Forward というところなのですが、そもそもの背景として、日本人は義務教育の間でお金のこと、株などの投資の勉強をする機会が極めて少ないので、まずはきちんと自分のお金の現状を把握しましょうという所から、事業をスタートしています。
お金の現状を把握できれば人生の計画もたてやすく、次のステップに踏み込みやすくなりますよね。
会社がこのようになっていきたいというビジョンとしては、「すべての人のお金のプラットフォームになる」ことを掲げています。
すべての人は、個人と法人(個人事業主)を含んでいます。お金に関するすべての課題をマネーフォワードが解決できるという世界をつくっていきたいと考えています。
当社では、Mission・Vision・Valueを非常に大事にしております。
特に、大事にしているValueが3つございまして、「User Focus」「Technology Driven」「Fairness」ということで、とにかくユーザーのためになるサービスを作ることを第一義に置いて、ビジネスを展開させていただいております。
※フィンテック・・・ファイナンス(Finance)とテクノロジー(Technology)の2つを併せた造語で、日本語だと金融ITや、金融テクノロジーと略されることもあります。


― ◆御社の事業内容を教えていただけますか?

個人向け・法人向けともに、「お金の見える化」と「お金の課題解決」にアプローチしている点です。
わずらわしいお金の流れを、テクノロジーを活用することで可視化しています。
例えば銀行の入出金、カードの利用履歴、ECサイトでの買い物履歴などです。
そういったデータをマネーフォワードのサービス内で集約して可視化することにより、個人・法人ともに「何にいくら使っているのか、いくら資産があるのか」がリアルタイムで把握できるようになるんです。
最近では、そのデータを活用して、さらに課題にアプローチできるサービス提供をしています。
たとえば、個人向け自動貯金アプリ「しらたま」や法人向けの融資のプラットフォーム「MFクラウドファイナンス」などがそれにあたります。
このように、お金の流れを自動でデータ化・可視化し、それを活かしたビジネスをどんどん展開していることは、当社の強みだと思います。


― ◆オフィスナビを知っていただいた経緯を教えていただけますか?

・周辺環境

・大通公園内にあるさっぽろテレビ塔


マネーフォワードの北海道支社は3年くらい前に設立しましたが、当時は立ち上げたばかりで、支社メンバーも1~2名でしたので、レンタルオフィスに入居していました。
私が札幌にきたのはちょうどいまから2年前です。
その頃にビジネスEXPOという北海道で2万人ほど来場者がくるイベントに参加しました。
そのイベントに弊社とオフィスナビさんが両社とも初出展していて、私のセミナーをオフィスナビの平野さんが聞いてくださっていたんです。
セミナー後に、名刺交換をしたら、まさかの名字が同じで、盛り上がり、色々お話を伺っている中で、シェアオフィス事業を札幌で始めるということで、チャレンジングなことをされている企業だなと共感しました。
オフィスもとても近かったので、後日BIZSHARE札幌を見せていただきました。
すごく綺麗なオフィスでしたし、スタッフさんも含めてよい方々ばかりだったので、それ以降いろいろなお客様をご紹介したり、BIZSHARE札幌の貸会議室をプチセミナーで利用したりするようになりました。
後から聞いた話によると、平野さんの上司は小林さんということが分かり、私の部下も小林という名字なので、勝手に親近感を感じていました(笑)。

― ◆北海道支社のご移転に至った経緯を教えていただけますか?

2017年の春ごろに、私たちも北海道でも事業拡張の目途がついたので、さらに拡大していきたい、コールセンターを新たにつくって人を採用していきたいと思うにいたりました。
2~3人でおこなうビジネスだと限度があると思っているので、50人、100人という規模に拡大していきたいという想いから、事業計画を立ててすすめていきました。
そしていざオフィスを探そうとなったときは、以前から平野さんにお願いしようと自分の中で決めていたので、オフィスナビさんへご依頼をしました。


― ◆最初はレンタルオフィスにご入居されていたと思いますが、ご移転されて良かった点やメリットはございますか?


・地下鉄「大通駅」から徒歩2分の立地です。

・市電は「西4丁目」駅が最寄りです。


メリットはとても大きいですね。
以前借りていたレンタルオフィスの会議室は、順番制・交代制で、オフィス賃料とは別に会議室を借りるたびにコストがかかりました。
それがオフィスビルへの移転で内製化できたので、追加コストがかからずに好きなタイミングで会議室が利用できるようになったのはとてもよかったです。
さらに、かなり立地がよい場所を探していただけたおかげで、お客様に来ていただきやすくなりましたし、これから採用面でも効果が出て来ると思います。


・来客にも分かりやすい大きなビル名表記とテナント表示板


・札幌大手町ビル 外観

・開放感のあるビルエントランス


移転してから、マネーフォワードさんがここにあるのを知ったのでお話をききたいのですが、というような飛び込みのお客様もいらっしゃいます。
この会議室のスペースも、普段はプチセミナーを開催できるスペースとして当社のお客様である税理士の方々につかっていただくこともあります。
様々な人が交流できる場所になったと感じています。

・エレベーターが複数基あり来客が多い企業にもおすすめです。


― ◆ご移転の物件選定の上で立地以外に重視されていたポイントはありますか?

オフィスの面積も重視しましたね。
当時は従業員数3人でしたが、ゆくゆくは30~40人にはしていきたいという想いがあったので、それを見越して最初から30~40人が入居可能なオフィスを探してほしいと依頼しました。
あとは当然コスト面ですね。


― ◆今回、居抜き物件にご入居いただきましたが、居抜きにはこだわってお探しになられていましたか?

・落ち着いた雰囲気のエントランス

居抜き物件という契約があることを当初は知らず、当然どの物件も原状回復して次の入居者に貸すものだと思っていました。

札幌大手町ビルは、空く予定があるということでご紹介いただき、入居中のテナントが弁護士事務所さんで、執務室の内見ができなかったため、共用部だけでも見にいきましょうとビルに行きました。

その際に、オフィスのエントランスを確認でき、とてもきれいに使われていたので、そのままで入居できないかという話を貸主と入居テナントにしていただく流れになりました。

分からないことは全て平野さんが確認してくださいましたし、貸主の方とのご相談もおまかせできたのでとてもやりやすかったです。


― ◆今後の北海道支社の展望をお聞かせください。

今15~16名に人は増えましたが、これからも採用を続けて着実に規模を拡大していきたいと思います。
私たちは、北海道の中小企業を元気にするために、こちらからもどんどん情報発信を続けて、クラウドを活用することで業務効率化や生産性向上を実現できる中小企業の数を増やしていきたいです。
北海道の方は、東京や福岡に比べると、新しいものに対する抵抗感が少し強い印象がありますが、その一方で人のつながりが強くて、Webからの問い合わせより、紹介案件がとても多いと感じています。


― ◆最後に、担当させていただいた平野のご対応はいかがでしたでしょうか。

同じくらいのタイミングで札幌に転勤してきて、これから新しいシェアオフィスを展開していかれることを聞き、チャレンジ精神を感じました。
私も東京から札幌に赴任してチャレンジをするところでしたし、そもそも基本的に私はチャレンジ精神がある人が好きなんですよ。
あと、対応自体も丁寧で早いし、携帯に電話してもすぐ回答をくれるし、人を紹介しても恥ずかしくないのでどんどん紹介をするようになりました。
人として信頼できる人だと思います。平野さんに会ってなかったら、このオフィスに出会うこともなかったと思います。北海道支社を仲介していただいたので、大阪のオフィスも移転するという話が社内で出た時に、大阪が本拠地のオフィスナビさんを紹介するよということで、繋がっていったというご縁もあります。


・オフィスナビ平野(左)・マネーフォワード平野様(中央)・オフィスナビ小林(右)




◆担当営業(平野)より


2年前のビジネスEXPOの繋がりから、BIZSHAREの貸会議室を使用して頂いたり、お客様をご紹介して頂き、一緒の時期に札幌に赴任しておりましたが、 平野さんの人脈の広さには本当に驚きました。また営業の勉強をさせてください!
そんな中、マネーフォワードさんの移転を担当させて頂きたいとずっと思っており、この度無事に気に入って頂ける物件で移転先が決まり大変嬉しく思います。
まだ室内を見られなかった時にビルの共有部まで見に行き「あの受付いいよね!」という会話からの居抜き交渉は、札幌では実績のないチャレンジングな交渉でしたが、平野さんのご協力のおかげで貸主様にも納得して頂くことができました。
移転後の採用も順調との事で、本当に良かったです!
今後も北海道で50人、100人とさらに規模を拡大される中で貴社に少しでも役に立つよう私も引き続きお手伝いさせて頂きます!

◆編集後記

もともと居抜き可能で募集されていない物件でも、原状回復前にご内見いただくことで、造作付きのままご入居いただける可能性がある好事例でした。
イベントでの平野との出会いから北海道支社のオフィスをご契約いただき、大阪支社のご移転のお話もお繋ぎいただき、誠にありがとうございました。

営業担当:平野
インタビュー:小林
写真撮影:平井

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